「僕のお父さんは東電の社員です」~小中学生たちの白熱議論! 3・11と働くことの意味~

編:毎日小学生新聞 著:森達也
出版社:現代書館
発売日:2011年11月25日

 2011年3月の震災、そして原発事故。放射能漏れが続く中、一人の小学生の問い掛けが毎日小学生新聞に掲載され、 大人たちが忘れていた視点を呼び起こす。

「僕のお父さんは東電の社員です」 悪いのは東電だけ?
それとも大人たちみんな? 子どもはどんな責任を持つのか?
真面目に働くことは誰かに不幸を招いてしまうことなのか?

東電の社員一人ひとりは真面目な人物が多い。しかし、それがなぜこんな無責任な悲劇に結びついてしまうのか?
勤勉に働きさえすれば国が豊かになり、個人が幸せになるという戦後日本がひたすら信じてきた想いにどんな盲点が含まれていたのか?

全国の小中学生が参加した白熱議論がこの国に生きる可能性と覚悟を問い、森達也氏の渾身の書き下ろし長文が、その問いに向き合う。



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