観ずに死ねるか!傑作ドキュメンタリー88 ~総勢73人が語る極私的作品論~

著:共著
出版社:鉄人社
発売日:2013年3月29日

 本書は、当編集部が独断と偏見で「傑作」と見なした88本のドキュメンタリーを、 作品に関係の深いクリエイター、パフォーマー、文筆家が極私的な視点で論じた1冊である。

今村昌平を敬愛する園子温が「人間蒸発」を、 想田和弘『観察映画』にゾッコンな宇多丸が「精神」を その想田監督はドキュメンタリー生涯ベストワンの「アトミック・カフェ」を、 久保ミツロウは自作「モテキ」誕生のキッカケを得た「童貞。をプロデュース」を。

脚本家の木皿泉は、同じく夫婦共同脚本家であった 市川崑&和田夏十の愛を描いた岩井俊二監督の傑作「市川崑物語」に思いを寄せた。 ナチのプロパガンダ映画「意志の勝利」を語った18才の女優・二階堂ふみから 「TOKKO」を執筆した戦争を知る82才の映画評論家・佐藤忠男まで、その数、総勢73人。

中には、映画の内容にはほとんど触れず、 作品をダシに自身の人生のみを語った文章もあるが、それもまた望むところ。 最大級の自信も持って言おう。本書に載った全てのドキュメンタリー、 観ずに死ねるか!



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