巻頭コラム No.231


  十字軍や関ヶ原の戦いから日清・日露戦争に第一次世界大戦と第二次世界大戦、朝鮮戦争にベトナム戦争、 さらには現在のウクライナ紛争やイスラエル・パレスチナ問題も含めて、ほとんどの戦争は平和や安寧を獲得(維持)することを理由に起きる。

われわれは不安や恐怖に弱い。やられる前にやれとの自衛意識が必ず立ち上がる。だからこそ21世紀になっても戦争はなくならない。 発達したメディアによって危機意識を煽られ、互いに正義を主張し合いながら、われわれは多くの人を殺してきた。

9条はそんな人類の歴史や現状に対してのアンチテーゼだ。リアルで崇高な痩せ我慢でもある。 ただし戦争が起きるメカニズムを理解しなければ、これ以上ないほどの綺麗ごとだと思われることも確かだ。

特にオウム以降、実際の治安状況は著しく向上しているのに、この国の体感治安は急激に悪化した。 それは国外への危機意識にもリンクする。現政権は中国の武力拡大を理由に安全保障関連法案が必要であると説明するが、 でもかつて冷戦時代、もっと危機的な状況はいくらでもあった。

正念場という言葉をこれまで使いすぎていた自分を反省する。なぜなら今こそが本当の正念場なのだから。

2015.5.3 森達也   




講演・イベント・メディア


2015年6月11日(木) 18:30~ 日弁連 集団的自衛権行使容認に反対する全国キャラバン
日本は再び「戦争」をするのか ~集団的自衛権と安保法制の目的とは~(札幌エルプラザ

講演「すべての戦争は自意識から始まる」
予約不要・入場無料
主催:札幌弁護士会 共催:日本弁護士連合会・北海道弁護士会連合会

2015年6月6日(土) 14:00~ 特別企画「オウム20年」森達也×鎌田東二(宗教学者)(千代田区神田)
テーマ『オウム真理教事件の暴力をめぐって~内的暴力・外的暴力・メディア情報暴力』
詳細はこちら:NPO法人東京自由大学

2015年5月31日(日) 13:20~ 親鸞フォーラム「人間×未来×仏教」(JPタワーホール&カンファレンス)
パネリスト:古市憲寿(社会学者)×森達也×真城義麿(真宗大谷学園専務理事)
詳細はこちら:親鸞フォーラム

2015年5月24日(日) 18:00~ 友川カズキ独白録出版記念ライブ(つくば食堂 花)
出演:友川カズキ、ゲストトーク/森達也
詳細はこちら:友川カズキ

書籍・連載


書籍 2015年1月29日発売『すべての戦争は自衛意識から始まる-「自分の国は血を流してでも守れ」と叫ぶ人に訊きたい』(ダイヤモンド社) Amazonリンク

書籍 2014年11月5日発売『たったひとつの「真実」なんてない: メディアは何を伝えているのか?』(ちくまプリマー新書) Amazonリンク

書籍 2014年9月10日発売『波止場日記――労働と思索 (始まりの本)』(エリック・ホッファー著/みすず書房) Amazonリンク
森が解説を寄稿しています。

書籍 2014年9月5日発売『アは「愛国」のア』(潮出版社) Amazonリンク

書籍 2014年6月20日発売『いのちの食べかた』(角川文庫/Kindle版あり) Amazonリンク

書籍 森達也推薦 2013年12月19日発売『滅亡へのカウントダウン: 人口大爆発とわれわれの未来』(アラン・ワイズマン著 / 早川書房) 上巻 Amazonリンク 下巻 Amazonリンク

書籍 2013年12月19日発売『クラウド 増殖する悪意』(dZERO) Amazonリンク

書籍 2013年8月23日発売『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい――正義という共同幻想がもたらす本当の危機』(ダイヤモンド社) Amazonリンク

連載 2013年7月22日発売『小説新潮』8月号(新潮社) サイトの立ち読みコーナーで閲覧できます。
小説新潮サイト

書籍 2013年5月25日発売『死刑』(角川文庫) Amazonリンク

書籍 2013年3月29日発売『観ずに死ねるか!傑作ドキュメンタリー88 ~総勢73人が語る極私的作品論~』(鉄人社) Amazonリンク

書籍 2013年1月11日発売『虚実亭日乗』(紀伊國屋書店) Amazonリンク

極私的メディア論 第67回 あえて再度反論する(『月刊『創』5月号掲載)
PDFファイル公開中

新連載 「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」
筑摩書房PR誌・月刊『ちくま』4月号(493号)より連載開始
筑摩書房

極私的メディア論 第66回 誘導される民意(『月刊『創』4月号掲載)
PDFファイル公開中

極私的メディア論 第65回 論争以前の二人(『月刊『創』3月号掲載)
PDFファイル公開中

連載 「誰が誰に何を言ってんの?」
月刊「自然と人間」(ダイヤモンド社)
http://www.n-and-h.co.jp/

連載 書評
季刊誌「KOTOBA」(集英社)
http://shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/

連載 「リアル共同幻想論」
PR誌「経」(ダイヤモンド社)
「日常の身近な事象から世界を撃つ」をテーマに、日常に潜む共同幻想と
それが引き起こしている矛盾を解きほぐします。
http://kei.diamond.co.jp/

連載 「極私的メディア論」
『月刊『創(つくる)』(毎月7日発売) >>「月刊創」

連載 斎藤美奈子・森達也WEB対談(現代書館WEBマガジン)
http://www.gendaishokan.co.jp/wWWWWW101.htm

DVD


『311』のDVDがマクザムより発売中
Amazonリンク

共同監督作品『311』公式サイト

記事掲載


小説すばる5月号「事件とノンフィクションの2015」インタビュー記事掲載
小説すばる

BOOKSCAN×著者インタビュー
BOOKSCAN

月刊総合文芸雑誌「読楽」10月号(徳間書店 / 9月21日発売)平野啓一郎氏×森達也対談
web本とも

『世界 2012年8月号』論稿「厳罰は有効な刑罰なのかーーノルウェー元法相に聞く」
世界

『週刊金曜日 7/6 / 902号』座談会全員逮捕された「オウム」指名手配犯
週刊金曜日

『キネマ旬報 2012年7月上旬号』(キネマ旬報社) 寄稿 映画「死刑弁護人」の公開に寄せて/『僕の弁護は安田に』
キネマ旬報

『週刊金曜日 6/22 / 900号』寄稿「赦しと死刑囚」森達也
週刊金曜日

民主党機関紙「プレス民主」から「民主党への提言」としてインタビューを受けました。掲載は第282号(6月22日発売)。インタビュアーは有田芳生参院議員です。
民主党機関紙「プレス民主」

たかじんのそこまでやって委員会 「森達也 311を語る」無料動画公開中 
たかじんのそこまでやって委員会

ウェブマガジン「キネプレ」にてインタビューが掲載されました。
ウェブマガジン「キネプレ」

2月に行われた「BOX 袴田事件 命とは」上映後トークの動画がアップされました。
死刑廃止Channel

『ダ・ヴィンチ』6月号(5/7発売)「今月のブックマークEX」にてインタビューが掲載されます。
今月のダ・ヴィンチ

『Quick Japan』101号(太田出版)4月12日発売
特集「僕たちは〈震災直前〉を生きている。」内【レポート】森達也『僕とあなたの「後ろめたさ」――サラヤ国際ドキュメンタリー映画祭 滞在記』
Amazonリンク

『311』というタイトルの映画に賛否 被災者にカメラを向け「自分がハイエナのような自覚がありました」と監督が吐露(シネマトゥデイ)
http://www.cinematoday.jp/page/N0036032

『kotoba 季刊誌2011年夏号』(集英社) >> Amazonリンク

〈特別企画〉東日本大震災 対談・佐野眞一×森達也「がんばろう、ニッポン!」の危うさ

TOKYO FM(80.0MHz)「未来授業」
8月8日(月)~11日(木) 18:45-18:50
※TOKYO FMはPCやスマートフォンでもお聴きになれます。→ radiko.jp(関東エリアのみ)
※放送された内容は、Podcastでもお聴きいただけます。→ http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/

THE JOURNAL【NewsSpiral】(4/13)森達也:震災
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/04/post_751.html

『婦人公論』(中央公論新社)2011年3月22日号 >> Amazonリンク
徹底検証 獄中手記出版に賛否両論!市橋達也は、心から悔いているのか?
〈「事件」が消費され尽くす日本で〉僕には騒ぎ立てる社会のほうが不思議だった (森達也)

『大澤真幸THINKING「O」』(左右社)7号 >> Amazonリンク
森達也×大澤真幸「死刑をゼロから考える」
http://sayusha.com/sayusha/903500393.html

BPnet「ゆとり世代、業界の大先輩に教えを請う」
オウム真理教の『A』『放送禁止歌』の森達也さんに聞く
~「現場ってなんですか? 編集ってなんですか?」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100415/221588/(前編)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100416/221875/(後編)

『マガジン9条』
蓮池透さん×森達也さん 「拉致」解決への道を探る
http://www.magazine9.jp/taidan/006/

第四十三講 森達也選 「死と生」
紀伊国屋本店「じんぶんや」で選書とエッセイを執筆
http://bookweb.kinokuniya.jp/bookfair/prpjn431.html

森達也×香山リカ「死刑制度から考えるメディアと日本社会」
立教ジャーナル('08.7.1.)Vol.3
http://www.asahi.com/ad/clients/rikkyo/taidan/taidan03_01.html

マガジン9条「この人に聞きたい」インタビュー
http://www.magazine9.jp/interv/mori/mori.php






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