巻頭コラム No.287


  いよいよ【森達也塾】が始まります。4月からオンラインで開催。

映像・映画やメディア、社会について対話を通して考え、個として表現するための思考を深めていきます。

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2023.4.16  森達也   



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連載 替山茂樹のプロデューサー日記 No.6


替山茂樹(『森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」』プロデューサー)

2019年10月23日

2019年10月23日『i-新聞記者ドキュメント-』特別限定上映会に行ってきた。

挙動不審なまでに「喋りまくり」「バクバク食べまくり」「道に迷いまくり」の望月さんに目が釘付け(というか、そういう編集)。

ホラーっぽい目のアップからカメラを引くと伊藤詩織さん。
籠池泰典さんの話の腰を折りまくる籠池諄子さん。

登場する女性たちに悪意があるとしか思えないような撮り方と編集だ。
にもかかわらず、彼女たちは魅力的である。

望月さんのエネルギッシュな行動は予想以上にカッコよくて、なぜか面白い。
伊藤詩織さんはこれまで厳しい表情や悲しい表情しか見ていない印象だったが、こんなに柔らかい笑顔の人だったんだと驚く。
籠池諄子さんの会話への割り込み方は愛嬌たっぷり。

彼女たちの魅力に森さんの悪意が負けたというか、悪意そのものに無理があったというか。
そもそも、方向オンチで道に迷うのは望月さんではなく森さんの専売特許だ。
望月さんに「方向オンチのようだ」とツッコミを入れるに至っては、思わず「どの口が言うた」と客席で呟いてしまった。

上映に続いて、望月さん・河村プロデューサー・森さんによるトークセッション。
終了後、望月さんに挨拶しに行くと、

「あんなに(自分が)犬食いしているとは思わなかった!(子どもの教育に悪いと)夫に叱られる…」

と微妙にヘコんでいたが、映画の感想そこですか…。
ことほど左様に本作では森さんと望月さんが天然合戦を繰り広げている。

しかし、映画の見どころはそれだけではない。
前作『Fake』の大ヒットで味をしめたのがミエミエなのだが、猫とケーキの映画でもある。
猫好きとケーキ好きは映画館にGo!ただし、観た後の苦情は一切受け付けない。

一般公開は、11月15日から。
森さんの映画が新宿ピカデリーで上映される日が訪れるなんて誰が想像したであろうか。
この映画の関係者はみんなどこかオカシイのだが、一番オカシイのはピカデリーで上映すると決断した河村Pかもしれない。

ところで、本作公開を記念して〈森達也監督特集上映+公開講座「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」〉が 11月3日からシネマハウス大塚で開催される。

映画作品に加え、なかなか観られない激レアTV作品も多数ラインアップされているのでおススメです。
森さんがデタラメ言わないか見張らないといけないので僕も行く予定。
チラシを見ると、「虚実亭日乗」を著した緑川南京さんは毎回来るらしい。森さんのことを“バカ”と罵っているが、緑川さんの作風も相当バカっぽい。とはいえ、久しぶりの再会が楽しみだ。
会場にガタイが良く身長2メートル&ロン毛でラグビーW杯の選手のような男がいたら僕なので声をかけてください。

書籍・連載


書籍 2019年1月16日発売『すべての戦争は自衛から始まる』 (講談社文庫) Amazonリンク

書籍 2018年11月15日発売『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』 (講談社文庫) Amazonリンク

書籍 2018年10月3日発売『虐殺のスイッチ』(出版芸術社) Amazonリンク

書籍 2018年7月26日発売『憲法が変わるかもしれない社会』(文藝春秋) Amazonリンク

書籍 2018年3月13日発売『ニュースの深き欲望』(朝日新聞出版) Amazonリンク

書籍 2017年11月16日発売『A4または麻原・オウムへの新たな視点』(現代書館) Amazonリンク

書籍 2017年9月22日発売『FAKEな平成史』(KADOKAWA) Amazonリンク

書籍 2017年5月25日発売『不寛容な時代のポピュリズム』(青土社) Amazonリンク

書籍 2017年4月15日発売『同調圧力メディア』(創出版) Amazonリンク

書籍 2017年3月22日発売『少数異見』(言視舎) Amazonリンク

新連載 クーリエ・ジャポン 森達也 ニューヨーク滞在記 「佐村河内守出演の映画『FAKE』をアメリカ人に見せに行く」 クーリエ・ジャポン 森達也 ニューヨーク滞在記

書籍 2016年6月18日発売『オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ』(角川文庫) Amazonリンク

極私的メディア論 第67回 あえて再度反論する(『月刊『創』5月号掲載)
PDFファイル公開中

連載 「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」
筑摩書房PR誌・月刊『ちくま』4月号(493号)より連載開始
筑摩書房

極私的メディア論 第66回 誘導される民意(『月刊『創』4月号掲載)
PDFファイル公開中

極私的メディア論 第65回 論争以前の二人(『月刊『創』3月号掲載)
PDFファイル公開中

連載 「誰が誰に何を言ってんの?」
月刊「自然と人間」(ダイヤモンド社)
http://www.n-and-h.co.jp/

連載 書評
季刊誌「KOTOBA」(集英社)
http://shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/

連載 「リアル共同幻想論」
PR誌「経」(ダイヤモンド社)
「日常の身近な事象から世界を撃つ」をテーマに、日常に潜む共同幻想と
それが引き起こしている矛盾を解きほぐします。
http://kei.diamond.co.jp/

連載 「極私的メディア論」
『月刊『創(つくる)』(毎月7日発売) >>「月刊創」

連載 斎藤美奈子・森達也WEB対談(現代書館WEBマガジン)
http://www.gendaishokan.co.jp/wWWWWW101.htm

DVD


ブックレット寄稿『ニュースの真相』Blu-ray & DVD
ケイト・ブランシェット、ロバート・レッドフォード主演映画『ニュースの真相』Blu-ray & DVDが、2017年2月2日に発売されました。
初回封入特典のブックレットにレビューを寄稿しています。
『ニュースの真相』DVD情報は:こちら

『311』のDVDがマクザムより発売中
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共同監督作品『311』公式サイト

記事掲載


2015年5月24日、茨城県つくば市でのライブ「友川カズキ独演会」の特典として行なわれたトークイベントの映像です。
友川カズキ公式サイト

小説すばる5月号「事件とノンフィクションの2015」インタビュー記事掲載
小説すばる

BOOKSCAN×著者インタビュー
BOOKSCAN

月刊総合文芸雑誌「読楽」10月号(徳間書店 / 9月21日発売)平野啓一郎氏×森達也対談
web本とも

『世界 2012年8月号』論稿「厳罰は有効な刑罰なのかーーノルウェー元法相に聞く」
世界

『週刊金曜日 7/6 / 902号』座談会全員逮捕された「オウム」指名手配犯
週刊金曜日

『キネマ旬報 2012年7月上旬号』(キネマ旬報社) 寄稿 映画「死刑弁護人」の公開に寄せて/『僕の弁護は安田に』
キネマ旬報

『週刊金曜日 6/22 / 900号』寄稿「赦しと死刑囚」森達也
週刊金曜日

民主党機関紙「プレス民主」から「民主党への提言」としてインタビューを受けました。掲載は第282号(6月22日発売)。インタビュアーは有田芳生参院議員です。
民主党機関紙「プレス民主」

たかじんのそこまでやって委員会 「森達也 311を語る」無料動画公開中 
たかじんのそこまでやって委員会

ウェブマガジン「キネプレ」にてインタビューが掲載されました。
ウェブマガジン「キネプレ」

2月に行われた「BOX 袴田事件 命とは」上映後トークの動画がアップされました。
死刑廃止Channel

『ダ・ヴィンチ』6月号(5/7発売)「今月のブックマークEX」にてインタビューが掲載されます。
今月のダ・ヴィンチ

『Quick Japan』101号(太田出版)4月12日発売
特集「僕たちは〈震災直前〉を生きている。」内【レポート】森達也『僕とあなたの「後ろめたさ」――サラヤ国際ドキュメンタリー映画祭 滞在記』
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『311』というタイトルの映画に賛否 被災者にカメラを向け「自分がハイエナのような自覚がありました」と監督が吐露(シネマトゥデイ)
http://www.cinematoday.jp/page/N0036032

『kotoba 季刊誌2011年夏号』(集英社) >> Amazonリンク

〈特別企画〉東日本大震災 対談・佐野眞一×森達也「がんばろう、ニッポン!」の危うさ

TOKYO FM(80.0MHz)「未来授業」
8月8日(月)~11日(木) 18:45-18:50
※TOKYO FMはPCやスマートフォンでもお聴きになれます。→ radiko.jp(関東エリアのみ)
※放送された内容は、Podcastでもお聴きいただけます。→ http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/

THE JOURNAL【NewsSpiral】(4/13)森達也:震災
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/04/post_751.html

『婦人公論』(中央公論新社)2011年3月22日号 >> Amazonリンク
徹底検証 獄中手記出版に賛否両論!市橋達也は、心から悔いているのか?
〈「事件」が消費され尽くす日本で〉僕には騒ぎ立てる社会のほうが不思議だった (森達也)

『大澤真幸THINKING「O」』(左右社)7号 >> Amazonリンク
森達也×大澤真幸「死刑をゼロから考える」
http://sayusha.com/sayusha/903500393.html

BPnet「ゆとり世代、業界の大先輩に教えを請う」
オウム真理教の『A』『放送禁止歌』の森達也さんに聞く
~「現場ってなんですか? 編集ってなんですか?」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100415/221588/(前編)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100416/221875/(後編)

『マガジン9条』
蓮池透さん×森達也さん 「拉致」解決への道を探る
http://www.magazine9.jp/taidan/006/

第四十三講 森達也選 「死と生」
紀伊国屋本店「じんぶんや」で選書とエッセイを執筆
http://bookweb.kinokuniya.jp/bookfair/prpjn431.html

森達也×香山リカ「死刑制度から考えるメディアと日本社会」
立教ジャーナル('08.7.1.)Vol.3
http://www.asahi.com/ad/clients/rikkyo/taidan/taidan03_01.html

マガジン9条「この人に聞きたい」インタビュー
http://www.magazine9.jp/interv/mori/mori.php





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